【イタリア料理店のユニフォームの選び方】おすすめポイント8点
とびきりおしゃれをした特別な日のディナーに、また平日のランチに、家族みんなで週末に、イタリアンは老若男女に好まれる定番人気の食事ジャンルですよね。
そんなおいしいイタリアンを提供するイタリア料理店のユニフォームは、本場イタリアのファッションにちなんだ、シックでエレガントなイメージです。
今回はイタリア料理店で人気の制服の特徴と、選ぶ際のおすすめポイントを8点ご紹介します。
体にフィットしたパターン
イタリアファッションの一番の特徴と言えば、柔らかさと軽さを兼ね備えた素材で作られる、曲線的なシルエットです。
男女とも体のラインがきれいに出るシルエットが好まれ、そこから上品なセクシーさが生まれます。
例えば男性の「イタリアンカラーシャツ」などにも象徴されるように、台襟のないシャツを少し開けて着るだけで、洗練されたさりげない色気を感じさせます。
また比較的ボディラインにフィットした、細身のデザインが多いのも特徴です。
ユニフォームにおいても、イタリアファッションの傾向が取り入れられ、比較的タイトなシルエットでありながら、構造や素材に工夫が凝らされており、作業のしやすさは抜群なデザインが人気です。
細身でも動きやすさにこだわったコックコート
そもそもキッチンスタッフのユニフォームには、火に弱い化繊を使用することは避けたほうがいいため、100%化繊で作られた、いわゆるストレッチ素材のコックコートはあまり見られません。
しかしその分、構造にこだわり、細身のデザインでも動きやすい工夫がなされたコックコートがラインナップされています。
背中と腕にプリーツやタックが入っており、作業時に大きく動いたり、頻繁に腕の曲げ伸ばしを行ったりしても、スムーズな動きが妨げられない作りになっています。
女性の場合は、男女兼用ではなくレディース専用の商品があるかどうかも、細身のコックコートを身につけるポイントです。
立体裁断で作られ、さらにレディースのSやSSサイズまで展開されている商品もありますので、体型に合わせてそういった商品を選ぶと、すっきりとした着こなしが実現するでしょう。
ホールスタッフはストレッチ素材と立体裁断のシャツ
ホールスタッフには、ぜひ美しいシルエットのシャツを取り入れるといいでしょう。
細身でウエストが少し絞られたデザインにすると、よりスタイルアップ効果があり、おしゃれで洗練された印象になります。
モノトーンが基本
イタリア人のファッション感覚として「流行に左右されず、いいものを長く着る」という考え方が根付いています。
奇抜な色や柄の服より、シンプルで上質な素材のものを、色数を絞ってコーディネートし、上品に着こなすイメージ。
イタリア料理店のユニフォームにもその特徴が表れており、ベースは白と黒のモノトーンを選択している店舗が圧倒的に多いです。
黒いコックコートや黒いシャツ
イタリア料理店の制服として、効果的に上半身に黒のカラーを取り入れているお店が多いです。
上半身に白、というのがオーソドックスなパターンですが、黒を持ってくることで、ぐっと高級感が増し、おしゃれでシックな印象になります。
差し色として店舗のテーマカラー
ベースがモノトーンであるため、差し色を入れると、一気に印象が変わります。
白と黒にプラスされる色としては、落ち着いた中にも、暖かなホスピタリティを感じさせる、えんじ色が一番人気です。
その他、エプロンでお店のテーマカラーのオリーブグリーンや、ブラウン系を取り入れている店舗もあり、お店のイメージ作りに効果的です。
デザインのディテールはさりげなく
イタリアファッションでは、奇抜なデザインよりも、ベーシックで上質なものが好まれます。
イタリア料理店のユニフォームに関しても同じことが言え、シンプルな白や黒のコックコートやシャツに、ワンポイントだけデザインに特徴があるものが人気です。
パイピング
イタリア料理店の制服は全て無地であることが多いですが、その中でも襟元や前立ての縁やポケットなどに、配色のパイピングがしてあるデザインがよく見られます。
とてもシンプルですが、品がありシャープな雰囲気を出すのに効果的です。
パイピングはキッチン、ホール両スタッフ間のユニフォームでよく取り入れられているデザインです。
ピンストライプ
イタリア紳士の高級スーツを思わせるピンストライプのデザインも、イタリア料理店の制服として好まれるディテールです。
例えばホールリーダーなどは一般のホールスタッフよりもフォーマル寄りの制服を着用するケースがありますが、その際のジャケットやベストなどに、ピンストライプのデザインがよく見られます。
またホールスタッフのエプロンなどにも、さりげなくピンストライプのデザインが取り入れられています。
この際、制服のベースカラーはネイビーや濃紺で、ピンストライプの色は白の場合が多いです。
高級店の装い
ワンランク上の食事とサービスを提供する、高級イタリアンの店舗では、ユニフォームもまたフォーマル色の強いものが好まれます。
例えばホールスタッフはジャケットを着用していたり、そこへベストや蝶ネクタイを合わせたりするなど、総合的な非日常感を演出するのにも制服は重要な役割を担っています。
トレンドを意識したスマートなジャケットやベスト
イタリア料理店ではフォーマルなデザインの制服も、体のラインを美しく見せるべくジャストサイズが好まれる傾向にあります。
ですが、決して動きを妨げないよう、例えばメンズのジャケットでは背中の開きがセンターベントであるほか、レディースではバックスリットの入ったベストなど、パターンに工夫がなされているのが特徴です。
その他レディースではウエストがシェイプされ、高めの位置に配置されていることで、スタイプアップが叶うデザインなどが人気です。
高級感のある見た目、動きやすい素材
素材ではストレッチ性があり、扱いやすいポリエステル100%でありながら、ふっくらとした見た目で高級感のあるウール調のものがラインナップされています。
こうした素材は通年で着られますが、繊維への加工により、半永久的な消臭効果がある点も魅力です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ファッションの国、イタリアを象徴するべく、イタリア料理店で選ばれているユニフォームもシンプルでありながら、粋で洗練されたイメージです。
イタリア料理店で選ばれているユニフォームの特徴は、以下の3点にまとめられます。
- 細身で体にフィットしたデザイン
- カラーの基本はモノトーンで、ディテールは控えめながら上品さの光るワンポイント
- 高級感がありつつ、動きやすさを叶えるパターンや素材
イタリア料理店のユニフォームを選ぶ際には、ぜひ本文を参考にしていただけたら幸いです。